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Text File
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1993-03-11
|
5KB
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183 lines
X68000 Ko-Window フォントエディタ 24dot
Fonted3-24 Version 1.40-24
1993 3/11 小笠原博之
Ko-Window 上の多機能フォントエディタ Fonted3.win の 24dot 版です。16dot 版
の Fonted3.win とともに、USK_WIN.win 等で使用することができます。
●使い方
fed3_24 [-x<num>] [-y<num>]
起動時に指定できるスイッチは、表示位置を指定する -x と -y です。起動後、編
集ウィンドウが開きます。
基本的に左クリックで点を打ち、右クリックで点を消します。他に以下の機能があ
ります。
[All Clr ] 編集画面の消去です。画面の内容は、ClrUndo バッファに待避され
ます。
[Clr undo] 消去された編集画面を復活させます。クリックする度に、ClrUndo
バッファの内容と入れ替わります。
[Reverse ] 編集画面の内容を白黒反転します。
[Roll←┐] 編集画面の内容を90度左回転させます。
[Roll┌→] 編集画面の内容を90度右回転させます。
[ ←→ ] 編集画面の内容を左右反転させます。
[ ↑↓ ] 編集画面の内容を上下反転させます。
[Sft <<] 編集画面の内容を左シフトします。
[Sft >>] 編集画面の内容を右シフトします。
[Sft ∨∨] 編集画面の内容を下へシフトします。
[Sft ∧∧] 編集画面の内容を上へシフトします。
[Area CLR] 指定した範囲をクリアします。
[Area REV] 指定した範囲を反転します。
[Area MOV] 指定した範囲を移動させます。
[Area CPY] 指定した範囲を複写します。
[Area←→] 指定した範囲を左右反転します。
[Area↑↓] 指定した範囲を上下反転します。
[ SEND ] 編集結果を他のウィンドウに送ります。
[ SAVE ] 単独でファイルにセーブします。
その他の場所でクリックすると、[ SEND ] と同じ働きをします。
●データ通信
他のさまざまなウィンドウからパターンを持ってくることができます。以下はその
使用例です。(ほかにも使うことができます)
・Fed3_24 -> Fed3_24.win
同じ Fed3_24.win 同志で簡単に転送できます。画面上にいっぱい開いて編集作業
を効率よくすすめることができます。
・USK_WIN.win -> Fed3_24.win
USK_WIN.win 側は、[取消]状態にします。マウスの左クリックで好きなパターンを
つかみ(マウスカーソルが変化する)、Fed3_24.win の上まで運ぶだけです。24dot
を転送すると、全部置き替わりますが 16dot を転送すると左上 16x16dot 分だけ置
き替わります。
・CODE.win -> Fed3_24.win
パターンを転送できます。CODE.win に -f24 スイッチをつけて起動すると、ROMの
24dot パターンも受け取ることができます。
・TC_WIN.win -> Fed3_24.win
TC_WIN.win は[解除]状態にしておきます。ウィンドウ内のフォントをマウスで左
クリックし、マウスカーソルの形状が変化したら、ボタンを押したまま Fed3_24.win
まで運びます。Fed3_24.win の上で左ボタンを離すと、フォントが送られます。
Fed3_24.win の上ならどこに置いてもかまいません。なお、16dot フォント転送の場
合、Fed3_24 の左上の 16x16 ドットのみ置き替わります。
・ Fed3_24.win => USK_WIN.win
USK_WIN.win 側では、[移動]、[複写]、[合成]のどれかのモードにし、予め取り込
む場所を左クリックしてマークしておきます。Fed3_24.win の[ SEND ]またはスイッ
チでない場所で左ボタンを押して、マウスカーソルを変化させます。そのまま USK_WIN
の上まで持っていくと、マークされた位置に取り込まれます。(24dot 転送のみ)
・ Fed3_24.win => CutEdit.win
通常の Sheet データとして張り付けできます。
などなど。これらは一例ですので、PED.win 間ともやりとりできます。
● Fed3_24.win 単独のファイル操作
KF.win を使ってファイル名を運ぶことで、ファイルから直接パターンを読み込む
ことができます。読み込めるファイルフォーマットは、下の2種類です。外字やTC
等の「*.FON」のデータは、他のウィンドウを利用します。
(1) PED.win でセーブしたファイル。Sheet ファイル。(24×24ドット)
(2) GBACK.win のバイナリーフォーマットのファイル。(24×24ドット)
上の2つは自動判別します。(1)の場合は、2プレーンのうち1プレーン分しか読み
ません。後は無視します。(2)は GBACK.win でも説明しましたが、IOCS でそのまま使
うことのできる、単純なフォーマットです。先頭に2バイトずつ横サイズと縦サイズ
が書き込まれていて、あとはベタ書きのバイナリーデータです。
編集結果は、このウィンドウ単独でも[ SAVE ]を使ってセーブすることができま
す。[ SAVE ]をクリックすると、ポップアップメニューが表示されるので、セーブ
形式を選択し、ファイル名を入力して下さい。
(1) PED.win の include フォーマット
(2) PED.win の source フォーマット
(3) GBACK.win のバイナリーフォーマット
(4) 単純なベタ書き
上の(1)~(3)でセーブしたファイルは、Fed3_24.win で読むことができます。(4)
では、ヘッダも何も付かないデータだけをセーブします。
(1)~(2)でセーブすると、PED.win で読み込むことができます。また、GBACK.win
では、(1)~(3)用いることができます。つまり、24×24 の1プレーンに限定されま
すが、背景パターンの編集にも一応使えるということです。
入力したファイル名の拡張子ですが、(1)の場合は「.INC」、(2)の場合は「.C」に
置き替わります。(3)~(4)では入力したファイル名そのままでセーブされます。
●注意点
セーブやデータを他のウィンドウに送らずに、ウィンドウを閉じたり他のパターン
を持ってきたりすると、前のパターンは失われます。何の警告も出しません。ご注意
下さい。
●最後に
プログラムは gcc でコンパイルしています。XC v1 他のライブラリを含んでいま
す。転載、配布はフリーです。このプログラムは単独でもフォントの編集に使えます
が、CODE.win , TC_WIN.win , USK_WIN.win 等のウィンドウとセットで使うことを目
的に作られています。ソース希望者は連絡下さい。
いろいろと協力していただいた Hartmann さんに感謝します。
連絡先
oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
SPS-NET: SPS0783 COR.
DenDen-NET: DEN0006 COR.